石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

講演情報

石油精製

[1D01-1D03] 石油精製プロセス (1)

2023年10月26日(木) 10:00 〜 10:45 D会場 (7F-701号室)

座長:石原 篤(三重大学)

10:00 〜 10:15

[1D01] Rh-P触媒による1-ヘキセン-ベンゾチオフェン混合物の選択的水素化脱硫反応

○神田 康晴1、宮本 亜未1 (1. 室蘭工業大学)

キーワード:Rhodium phosphide, Selective hydrodesulfurization, Phosphidation

Rh-P触媒による1-ヘキセン-ベンゾチオフェン混合物の選択的水素化脱硫反応について検討した。Rh-P触媒はRhおよび硫化したCoMo触媒よりも高い脱硫活性およびヘキセン選択率を示した。1-ヘキセンの水素化反応を行ったところ、Rh-PおよびRh触媒のいずれもベンゾチオフェン共存下よりも高い転化率を示し、Rh-P触媒の方がRh触媒よりもオレフィンの残存率が高いことがわかった。このことから、Rh2Pの構造が高い選択的水素化脱硫活性を発現させていると考えられた。