[1D01-1D03] 石油精製プロセス (1)

[1D02] グラファイト層間硫化物モリブデン触媒の水素化脱硫特性

○久保田 岳志¹、濱本 高輝²、工藤 さくら³、白井 誠之⁴ (1. 島根大学総合理工学部、2. 島根大学大学院自然科学研究科、3. 岩手大学大学院総合科学研究科、4. 岩手大学理工学部)

キーワード：metal sulfide, graphite, hydrodesulfurization

黒鉛粉末とMo塩化物塩を混合して加熱・硫化処理を行うことで、厚さが数層、幅が数百nmのMoS₂ナノシートが形成されることをTEM観察から見いだした。またEXAFS測定では、Mo-S-Mo配位数がバルクに比べて小さいことから、黒鉛層間に形成されたMoS₂ナノシートは単結晶ではなく、スラブの集積体であることが示唆された。この試料の触媒活性を調べたところ，MoS₂エッジ面が選択的に露出していることが示唆された。