石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

講演情報

石油精製

[1D04-1D06] 石油精製プロセス (2)

2023年10月26日(木) 11:00 〜 11:45 D会場 (7F-701号室)

座長:久保田 岳志(島根大学)

11:30 〜 11:45

[1D06] GT-BTX PluS® と Prime-G+® を組み合わせて、FCCガソリンのオクタン価低下を防ぎつつ、石化原料収率の最大化を目指す

○Chou Charlie1、大西 則彦2、車戸 宏3 (1. Sulzer GTC Technology、2. 伯東株式会社 ケミカルソリューションカンパニー、3. 株式会社Eテックコンサル)

キーワード:FCC gasoline, petrochemical products, gasoline mode

国内の製油所では、Prime-G+® 技術を用いて脱硫するのが一般的です。今回の発表では、既存のPrime-G+® にGT-BTX PluS®を組み合わせる事で、以下の2つの効果を追加する技術を紹介します。 1、ガソリンモード:Prime-G+によりRONの低下を抑制します。 2、石化モード:FCCガソリン中の芳香族やプロピレンを増加させ、石化原料の収率を高めます。国内の製油所は、低い投資金額のみで、ガソリンモードと石化モードを切り替える柔軟性を獲得し、市場の変化に迅速に対応すると共に、競争の激化が激しい石油精製業界での生き残りを図ることができます。