2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.5 デバイス/集積化技術

[20a-CE-1~12] 13.5 デバイス/集積化技術

2018年9月20日(木) 09:00 〜 12:15 CE (センチュリーホール)

森 貴洋(産総研)

09:45 〜 10:00

[20a-CE-4] 複数回ストレスを利用した特性ばらつき自己修復手法のBulk SRAMセルへの応用

水谷 朋子1、竹内 潔1、更屋 拓哉1、小林 正治1、平本 俊郎1 (1.東大生研)

キーワード:SRAM、ばらつき、安定性

IoTデバイス実現に向けて電源供給問題は重要な課題である.解決方法のひとつとしてエネルギーハーベスト技術が注目されている.しかしながら,環境をエネルギー源とするため信頼性の低い電源電圧 (VDD) 条件で動作する可能性がある.従って,IoTチップ内のSRAMセルのデータ保持エラーを回避するには、低VDD下での安定動作が不可欠である.以前我々は,ランダムしきい値電圧 (VTH) ばらつきにより劣化したSRAMセルの安定性を向上させる「安定性自己修復技術」において,ストレスを複数回に分けて印加する手法を提案し,SOTB SRAMセルを用いてデータ保持電圧 (DRV) が低下できることを確認した.本研究では,さらにbulk SRAMセルをおいて本手法の効果を実証したので報告する.