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△ [19p-E313-5] Si(110)基板上のSiGeの臨界膜厚に関する研究
キーワード:臨界膜厚、SiGe、歪み
電子デバイスの性能向上には移動度の向上が有効である。先行研究により「歪みSi/ SiGe/Si(110)」構造における(110)面歪みSi薄膜は高い正孔移動度が得られている。更に高い移動度を得るためには、表面の平坦性を向上させることが必要である。(110)面歪みSi薄膜状には、結晶内のマイクロ双晶に起因する表面モフォロジーが現れることが分かっている。良質な膜を形成するためには、SiGe層の結晶欠陥および移動度に影響を及ぼす表面モフォロジーに関する更なる知見が重要となる。Si(110)ではSi(001)と比較し臨界膜厚がより薄い膜厚であることが予想される。そこで本実験では、Ge組成約10~30%のSiGe/Si(110)構造の試料の結晶成長の進行に伴う表面形状・緩和率の変化を調べる。