2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

合同セッションK「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」 » 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

[20p-B31-1~17] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2019年9月20日(金) 13:45 〜 18:30 B31 (B31)

大島 孝仁(FLOSFIA)、藤原 宏平(東北大)、宇野 和行(和歌山大)

17:45 〜 18:00

[20p-B31-15] 紫外レーザー室温照射によるβ-Ga2O3(−201)薄膜合成と構造・特性制御

〇(M2)森田 公之1、松島 拓海1、土嶺 信男2、金子 智3,1、松田 晃史1、吉本 護1 (1.東工大物質理工、2.(株)豊島製作所、3.神奈川県産技総研)

キーワード:酸化ガリウム、エキシマレーザーアニーリング、室温

β型酸化ガリウム(β-Ga2O3)は約4.9 eVのバンドギャップを持つワイドギャップ半導体であり、紫外域のオプトエレクトロニクスや高耐圧パワーデバイスなどへの応用が期待される。我々はエキシマレーザーアニーリング(ELA)や緩衝層を用いた室温プロセスでのエピタキシャルβ-Ga2O3薄膜の合成について報告してきた。ELAでは紫外レーザーを用いた非平衡なエネルギー導入と短パルス幅による極短時間の結晶化が可能であり、ドーパント蒸発や分相析出を抑制し特異的なドーピングも期待できる。本研究ではELA合成におけるβ-Ga2O3薄膜の構造・物性制御を目的として、界面に注目した構造解析やドーパントが結晶性・配向性や導電性に与える影響について検討した。