2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[20p-C309-1~10] 強誘電体材料の将来デバイスへの応用

2019年9月20日(金) 13:45 〜 18:00 C309 (C309)

小林 正治(東大)、齋藤 真澄(東芝メモリ)

17:00 〜 17:30

[20p-C309-9] 強誘電半導体における低散逸で高速応答のシフト電流光電変換

中村 優男1,2 (1.理研CEMS、2.JSTさきがけ)

キーワード:バルク光起電力効果、トポロジカル電流、強誘電体

シフト電流は、強誘電体などの空間反転対称性の破れた物質において自発的に発生する光電流であり、その起源は光学遷移にともなう波動関数の量子力学的位相の変化である。シフト電流は、電場に駆動される通常の電流と異なり、低散逸性、バンドギャップ以上の電圧出力、超高速応答性といった特徴を持つ。本講演では、我々がこれまで実験的に明らかにしたシフト電流の特徴を紹介するとともに、応用可能性についても議論する。