[20p-E206-1~11] 3.9 テラヘルツ全般

[20p-E206-3] 共鳴トンネルダイオードテラヘルツ発振器における注入同期機構

〇平岡 友基¹、有川 敬¹、伊藤 弘²、田中 耕一郎¹ (1.京大理、2.北里大)

キーワード：テラヘルツ、共鳴トンネルダイオード、発振器

共鳴トンネルダイオード発振器（RTD）は小型で安価な連続波テラヘルツ光源だ。RTDの問題点は雑音が大きいことだ。発振器の安定化手法に注入同期があるが、RTDの注入同期特性はほとんど分かっていない。本研究ではRTDに狭帯域・連続波のテラヘルツ光を注入し、同期特性を調べた。同期が生じる周波数範囲の注入光強度に対する依存性は、アドラーの注入同期のモデルと一致した。RTD発振器の注入同期の機構を議論する。