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△ [21a-PA2-9] LSAT 基板上にMBE 成長したWO3 薄膜の構造評価
キーワード:三酸化タングステン、分子線エピタキシー、構造評価
前回我々は、MBE法で格子定数近接基板であるLSAT(100)上にWO3薄膜を成長したところ、膜厚5nm以下でバルク値を遙かに超える高い移動度(560cm2/Vs)が得られたことを報告した。今回、膜厚5nmと50nmの試料を準備し、両者の構造を非対称面の逆格子マップ測定で比較した。膜厚5nmでは、基板に対してcubic構造やorthorhombic構造のWO3がコヒーレント成長していることが、膜厚50nmでは、格子緩和が進行していることが明らかになった。