2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[9p-M121-1~14] 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2019年3月9日(土) 14:00 〜 17:45 M121 (H121)

牧山 剛三(富士通研)

16:15 〜 16:30

[9p-M121-9] GaN横型MISFETチャネル移動度に対する界面準位の影響

安藤 悠人1、中村 徹2、出来 真斗2、宇佐美 茂佳1、田中 敦之2,3、渡邉 浩崇2、久志本 真希1、新田 州吾2、本田 善央2、天野 浩2,3,4,5 (1.名大院工、2.名大未来研、3.物質・材料研究機構、4.名大ARC、5.名大VBL)

キーワード:GaN、MISFET、界面準位

窒化ガリウム(GaN)パワーMISFET において,導通損失を物性限界に近づけるためゲート絶
縁膜/GaN 界面におけるチャネル移動度の向上が必須である.Si MOSFET においてチャネル
でのキャリアの散乱要因は,ゲート電極から印可されるチャネルに対して垂直の実効電界強
度Eeff あるいは表面電子濃度Ns に依って異なることが知られている.以前我々はAl2O3/GaN
蓄積チャネル横型MISFET における実効チャネル移動度μeff の成分分離を行い,低電界領域
でのCoulomb 散乱を受けた移動度成分μCoulomb がSi MOSFET と同様Ns のべき乗に比例するこ
とを報告した.本研究ではμCoulomb への界面準位密度Dit の影響の解明を目的とする.