[21a-C306-1~10] 7.2 電子ビーム応用

[21a-C306-7] 通常より低い加熱温度でのLaB₆熱電子放出の仕事関数評価

〇梶田 寵太郎¹、岡田 風杜¹、田中 崇之¹、村田 英一¹、六田 英治¹ (1.名城大理工)

キーワード：六ホウ化ランタン、仕事関数、熱電子放出

これまで、我々は、エミッタ材料として、LaB₆を用いた長寿命でかつ高輝度・大電流の電子銃の開発を行なってきた。我々はLaB₆電子銃を通常の動作温度である1800 Kより数百度低い温度でLaB₆エミッタに強電界を印加するショットキー放出実験を行いたいと考えている。今回は、通常よりも低い動作温度で、LaB₆熱電子銃の電子放出実験を行ったところ、加熱温度により仕事関数が急激に変化する点があることが分かったので報告する。