2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[21a-M206-1~13] 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価

2022年9月21日(水) 09:00 〜 12:30 M206 (マルチメディアホール)

喜多 浩之(東大)

11:30 〜 11:45

[21a-M206-10] NO窒化を施した非基底面上SiO2/SiC構造のバンドアライメント評価

中沼 貴澄1、小林 拓真1、染谷 満2、岡本 光央2、吉越 章隆3、志村 考功1、渡部 平司1 (1.阪大院工、2.産総研、3.原子力機構)

キーワード:SiC MOS、NO窒化、非基底面

NO窒化を施した非基底面(a面やm面)MOSFETは、Si面に比べて高い移動度を示す。我々は、非基底面SiC MOS構造の界面特性改善には、1250°C 30分以上の十分な窒化が必要なものの、酸化膜絶縁性は劣化することを示した。これは窒化の進行に伴う伝導帯オフセット低下によると考えられる。本発表では、窒化条件や結晶面を変えた試料に対し、XPSによるバンドアライメント評価および絶縁性評価を行うことで、窒化の影響を詳細に調査したので報告する。