2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[21p-B203-1~20] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2022年9月21日(水) 13:15 〜 18:45 B203 (B203)

宇野 和行(和歌山大)、清水 耕作(日大)

18:00 〜 18:15

[21p-B203-18] 原子層堆積法を用いた高移動度 In2O3薄膜トランジスタの作製

川戸 勇人1、髙橋 崇典1、上沼 睦典1、小林 正治2、浦岡 行治1 (1.奈良先端大、2.東大生研)

キーワード:酸化物半導体、原子層堆積法、薄膜トランジスタ

三次元集積デバイスに酸化物半導体を実装するため、良好な段差被覆性と膜の均一性を持つ原子層堆積(ALD)法が着目されている。本研究では、酸化物半導体の電子輸送を担う材料であるIn2O3について、ALD法によるIn2O3の成膜と薄膜トランジスタ(TFT)への応用を行った。ALD法を用いた均一な極薄膜チャネルの成膜によりTFTを完全空乏型として動作させることができ、In2O3を10nm程度まで薄膜化しても高移動度の確保とノーマリーオフの特性を達成した。