2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22p-A406-1~15] 8.2 プラズマ成膜・エッチング・表面処理

2022年9月22日(木) 13:00 〜 17:00 A406 (A406)

針谷 達(豊橋技科大)、堤 隆嘉(名大)

13:00 〜 13:15

[22p-A406-1] プラズマ誘起欠陥の発生と修復 ~水素終端Si表面に及ぼすArプラズマの効果~

布村 正太1、坂田 功1、古閑 一憲2、白谷 正治2 (1.産総研、2.九大)

キーワード:プラズマ、半導体、欠陥

先端半導体の作製において、シリコン(Si)のエッチング、酸化膜や窒化膜等のALE(atomic layer etching)プロセスで、アルゴン(Ar)ベースのプラズマが広く使用される。エッチングでは、通常、加工精度の向上に加え、下地材料へのダメージ(格子欠陥や構造変化)を抑止することが重要であり、活性種やイオンエネルギーが高度に制御される。しかしながら、ダメージの形成は、材料やプロセス条件により異なるため十分に解明されていない。そこで、今回、表面欠陥(ダングリングボンドや構造変化)の形成過程に関する基礎的な知見を得る目的で、水素終端Si表面上にArプラズマを照射する実験を行い予備的な結果を得たので報告する。