15:20 〜 15:30
[VI29-29] 黒毛和種におけるアニマルモデルを用いた分娩難易と子牛の生時体尺測定値の遺伝相関の推定
【目的】分娩難易(CD)を子の形質と捉え,母性遺伝効果を含めたアニマルモデルを用い,生時体尺測定値(体重:BWT,体高:WHTおよび胸囲:CHG)の遺伝的関連を明らかにした.
【方法】家畜改良センター繋養黒毛和種の初産CD,BWT,WHTおよびCHGの2,143記録を分析に供し,遺伝的パラメータを推定した.なお,CDは2値の閾値形質,体尺測定値は線形形質とし,すべての形質において産子の形質として扱い,Gibbs Sampling法(burn-in 20万後の30万サンプル)を用い,母性遺伝効果を含めた2形質アニマルモデルで推定した.
【結果】CD,BWT,WHTおよびCHGの直接遺伝率±事後標準偏差(PSD)はそれぞれ,0.13±0.04,0.29±0.05,0.27±0.05および0.17±0.04,母性遺伝率±PSDは,0.36±0.10,0.17±0.03,0.11±0.03および0.15±0.03だった.CDと,BWT,WHT及びCHGの遺伝相関±PSDは,直接遺伝間が0.94±0.02,0.91±0.04および0.92±0.03,母性遺伝間が0.17±0.22,0.24±0.22および0.30±0.26だった.
【方法】家畜改良センター繋養黒毛和種の初産CD,BWT,WHTおよびCHGの2,143記録を分析に供し,遺伝的パラメータを推定した.なお,CDは2値の閾値形質,体尺測定値は線形形質とし,すべての形質において産子の形質として扱い,Gibbs Sampling法(burn-in 20万後の30万サンプル)を用い,母性遺伝効果を含めた2形質アニマルモデルで推定した.
【結果】CD,BWT,WHTおよびCHGの直接遺伝率±事後標準偏差(PSD)はそれぞれ,0.13±0.04,0.29±0.05,0.27±0.05および0.17±0.04,母性遺伝率±PSDは,0.36±0.10,0.17±0.03,0.11±0.03および0.15±0.03だった.CDと,BWT,WHT及びCHGの遺伝相関±PSDは,直接遺伝間が0.94±0.02,0.91±0.04および0.92±0.03,母性遺伝間が0.17±0.22,0.24±0.22および0.30±0.26だった.