The 130th Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

Presentation information

口頭発表

1. 栄養・飼養

栄養・飼養3

Fri. Sep 16, 2022 3:00 PM - 5:00 PM Zoom会場3 (オンライン)

Chairperson: Kiyonori Kawasaki, Yoshiaki Hayashi(Faculty of Agriculture, Meijo Univ.), Satoshi Koike, Akihiko Hagino

3:40 PM - 3:50 PM

[III-16-25] 実用的な飼料用アミノ酸の添加飼料がブロイラーの発育と窒素利用に及ぼす影響

*Takayuki Kawabe1, Sora Yamada2, Akemi Yamamoto1,2 (1. Graduate School of Natural Science and Technology, 2. Faculty of Applied Biological Sciences)

[目的]CP含量の異なる2種類の玄米-大豆粕飼料に実用的に添加可能な飼料用アミノ酸を添加して、ブロイラーの発育と窒素の利用効率および排泄量を比較することを目的とした。[方法]25日齢のチャンキー種を1処理区あたり10羽で2処理区(CP23%区とCP20%区)を割り当て、飼料と水を39日齢まで自由摂取させた。試験飼料は玄米、大豆粕を主に配合し、アミノ酸要求量(日本チャンキー, 2014)を満足するようにメチオニン(両区)とスレオニン(CP20%区のみ)を添加した。測定項目は体重、飼料摂取量、飲水量、日増体量、飼料要求率および飲水/飼料摂取量比とした。試験開始10日目から4日間、毎日排泄物を全量採取し、窒素出納試験に用いた。統計処理はstudent-t検定を用いた。[結果]体重(P=0.09)、日増体量(P=0.16)および飼料摂取量(P=0.59)は両区間で差はなかったが、飼料要求率はCP20%区の方が劣った(P<0.05)。飲水量、飲水/飼料摂取量比はCP23%区の方が高かった(P<0.05)。窒素出納試験ではCP20%区がCP23%区より窒素摂取量および窒素排泄量は低く、窒素利用効率は高かった(P<0.05)。添加したアミノ酸を1種類から2種類に増やしてCP含量を3%単位低減させた場合、一部のアミノ酸で安全率を考慮しなかったために発育が抑制された可能性がある。