日本畜産学会第130回大会

講演情報

口頭発表

6. 管理・環境

管理・環境

2022年9月16日(金) 13:00 〜 17:00 Zoom会場6 (オンライン)

座長:杉野 利久(広大院生物圏)、矢用 健一(農研機構 畜産研究部門)、石川 志保(酪農学園大学)、森田 茂(酪農学園大農食環境)、阪谷 美樹(農研機構畜草研)、竹田 謙一(信州大学)、黒川 勇三(広島大学)、檜垣 彰吾(農研機構)

13:40 〜 13:50

[VI-16-06] 肉用牛の飼養管理における正常行動発現の自由について

*二宮 茂1 (1. 岐阜大応生)

畜産におけるアニマルウェルフェアの課題のひとつに正常行動発現の自由がある。動物飼育において動物の正常行動の発現を管理する方法には、ストレッサーの除去および環境エンリッチメントがある(Ninomiya 2014)。一方、動機付けられる動物の行動の種類やその動機付けの程度は、飼育環境や管理方法によって変化することが予測される。すなわち、正常行動の発現の管理方法も飼育環境や管理方法によって異なる可能性がある。そこで本発表では、これまで自身が行ってきた肉用牛の飼養管理における正常行動発現に関する研究をまとめ、正常行動発現の自由を管理する方法について検討することとした。