日本発達心理学会 第26回大会

講演情報

日本発達心理学会関連企画シンポジウム

インクルーシブな教育・保育をいかに構築していくか

2015年3月20日(金) 15:00 〜 17:00 講義室83 (工学部8号館)

企画:一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構
企画者:西本絹子(明星大学)
司会者:伊藤英夫(文京学院大学)

15:00 〜 17:00

[CS2] インクルーシブな教育・保育をいかに構築していくか

臨床発達心理士に期待される支援

西本絹子1, 伊藤英夫2, 本郷一夫3, 市川奈緒子4, 川島範章5, 秦野悦子6 (1.明星大学, 2.文京学院大学, 3.東北大学大学院教育学研究科, 4.白梅学園大学, 5.滋賀県教育委員会, 6.白百合女子大学文学研究科)

企画:一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構

臨床発達心理士資格更新ポイントの対象となります。

[企画主旨]特別支援教育が始まって7年を経過した。わが国においては、2014年1月に国連の「障害者の権利に関する条約」が、署名からようやく6年以上を経て批准され、共生社会の実現に向けた取り組みが本格的に推進されることになった。現在、インクルーシブ教育システムの追及と障害のある子どもに対する支援(合理的配慮と基礎的環境整備)に向けた、いわば物理的・形式的な側面における実践が始まっている。「発達障害」や「障害特性」という語も現場では一般化している。しかし、物理的な側面の課題ばかりではなく、共生社会の理念を、障害のあるなしに関わらず、子どもの発達や一人一人の在り方に実現させる支援については、その検討も含めいまだ着手されていないように思われる。子ども一人一人の求めていることや主体性を尊重する視点をもつ支援、子どもたちが多様な存在をお互いに理解し尊重しながら、集団のなかで共に生き生きと楽しく生活するための支援とは何だろうか。そして、そこで臨床発達心理士がいかなる役割を担い、いかにその専門性を発揮すべきだろうか。
本シンポジウムにおいては、本郷一夫氏にインクルージョンの理念を活かす支援とはどういうことかを、臨床発達心理学の立場からあらためて提言していただく。市川奈緒子氏と川島範章氏より、それぞれ保育・教育現場の現在について、臨床発達心理支援実践者としての活動を含め話題提供し問題を投げかけていただく。最後に、臨床発達心理士に求められる支援のありかたや役割を検討する。



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