開催趣旨
一般社団法人 日本機械学会 2023年度 年次大会
大会委員長 山本 良一(東京都公立大学法人)
実行委員長 小林 訓史(東京都立大学)
新型コロナウイルスがいまだ猛威を振るう中,徐々にではありますが日常を取り戻せつつあると思います.2022年度は2019年度以来の対面での年次大会を富山大学にて開催することができました.2023年度についても前年度の経験を活かしながら,東京都立大学にて対面の年次大会を開催したいと思っております.
本大会のキャッチフレーズは「機械工学の英知を結集しゼロエミッション社会を拓く」としました.持続可能な環境づくりは人類共通の喫緊かつ最重要の課題であるといえます.国会では2020年11月に衆参両院で気候非常事態宣言を可決しており,東京都立大学を運営する東京都公立大学法人においても,2050年までのカーボンニュートラルを目指し,率先して持続可能な社会の実現に貢献すべく,国公立大学法人初の気候非常事態宣言を発出しております.また,国内の多くの自治体・企業を含め,世界各地で「2050年までにCO2排出実質ゼロ」が表明されています.このような状況の下,持続可能な環境づくりに対して,機械工学がどのように貢献することができるか,改めて考えていく必要があると考えました.
上記のキャッチフレーズを反映するテーマとして,東京都の施策を参考に,「安全安心」,「グリーン&デジタル」,「共生社会」の三つを挙げました.これらのテーマに関する数多くの特別行事やオーガナイズドセッションが企画される予定です.皆様の活発な議論を通して,持続可能社会の実現への貢献を期待しています.
最後になりますが,2023年度日本機械学会年次大会は2023年9月3日(日)から6日(水)まで,東京都立大学の南大沢キャンパスにて開催いたします.会員の皆様のご参加を関係者一同,心よりお待ちしています.よろしくお願い申し上げます.