日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会

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学校保健体育研究部会 » 【課題B】保健体育授業をいかに良質なものにするか

学校保健体育研究部会【課題B】テーマ別シンポジウム/より良質な保健体育授業の具体像を考える その3―子どもたちの「豊かなスポーツライフ」の実現に向けて、教師が身に付けるべき資質・能力とは―

2023年8月31日(木) 10:10 〜 12:10 RY203 (良心館2階RY203番教室)

コーディネーター:澤江 幸則(筑波大学)、原 祐一(岡山大学)

[学校保健体育-SB-1] 学校内外をつなげる取り組みの現状と教師に期待することがら

*中村 利之1 (1. 京都市立下京中学校)

<演者略歴>
京都市立中学校保健体育科教員。2013年より京都府・京都市中学校体育連盟常任理事。2022年より京都府・京都市中学校体育連盟柔道専門部委員長。
学校体育・保健体育では、子どもたちの豊かなスポーツライフに向けた取り組みを進めることが求められているが、子どもたちに伝えるべき、子どもたちが身につけるべきものとして、何が必要なのだろうか。これからの学校体育・保健体育のあり方についていくつかの事例を交えて考えたことについて述べる。特に、現在の学校現場では、ミドルリーダー世代の教員の不足といった現状のなかで、若手教員の育成が喫緊の課題とされている。そのなか、これまでの「先輩の背中を見て学ぶ」といったスタイルから、「先輩教員と一緒に学ぶ」というスタイルで実践のスタイルが移り変わっている現状がある。こうした現状のなかで、子どもたちにとって意味のある実践を実現するためには、教師と学校外が豊かにつながっていくことが求められる。その点を含めて、学校内外をつなぐ取り組みの現状と教師に求められる力について考えてみたことを述べる。このような取り組みを、良質な保健体育の授業につなげ、子どもたちの豊かなスポーツライフを実現していきたい。