MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

リサイクル

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-34] Wet process for recovery of phosphorus as a fertilizer from sewage sludge incineration ash

二野宮直樹1, 板垣篤史1, 村山憲弘2, 芝田隼次2 (1.関西大学大学院, 2.関西大学)

Keywords:下水汚泥焼却灰, 浮遊選鉱法, 肥料用リン分

下水汚泥焼却物中のリンを肥料などに利用するためには、共存成分であるケイ素やアルミの除去が必要である。 本研究では、浮遊選鉱法、アルカリ浸出法、沈殿分離法などの湿式処理を施すことにより、下水汚泥焼却灰中のリン成分の回収に関する検討を行った。下水汚泥焼却灰中のリンおよびその他の成分の存在形態を調べた。捕収剤としてDodecyl trimethyl ammonium chlorideを選定し、焼却灰の粒子表面への吸着実験を行った。様々な条件下でハリモンドチューブを用いた浮選試験を行った。浮上分離の効率を高めるために、下水汚泥焼却灰の前処理について検討を行った。アルカリ浸出した後、浸出液にカルシウムイオンを添加すると、リン成分を沈殿物に濃縮できる可能性が見出された。一連の結果から、下水汚泥焼却灰から肥料用リン分を回収するための湿式処理プロセスを提案することができた。


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