一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

講演情報(2019年1月23日付 確定版)

一般講演

資源開発技術/開発機械/岩盤工学

2019年3月7日(木) 09:00 〜 11:45 第1会場 (6号館 3階 631講義室)

司会:濵中 晃弘(九州大学)、笹岡 孝司(九州大学)

10:45 〜 11:00

[2K0101-10-07] BX孔における円錐孔底ひずみ法のためのミニロガーの開発

○加藤 春實1、水田 義明1、狩野 嘉昭2、青木 啓一3、大西 和也3、小笠原 宏4 (1. 株式会社 3D地科学研究所、2. ジオライト、3. 三共精粉株式会社、4. 立命館大学)

司会:濵中 晃弘(九州大学)、笹岡 孝司(九州大学)

キーワード:岩盤応力測定、円錐孔底ひずみ法、ミニロガー

南アフリカ共和国の金鉱山では切羽の深度は年々深くなり,現在,採掘できる切羽のほとんどが地下数キロメートルの大深度か高応力域に限られ,岩盤応力測定による地震(山はね)安全評価の高度化は安全な採掘のために非常に重要である。2011年から南アフリカ共和国の金鉱山においてBXサイズ(直径60mm)のボーリング孔を対象とした円錐孔底ひずみ法の技術移転がおこなわれ,現在では白金鉱山でも応力測定の自力運用が始まっている。ただし,坑内の現場に測定機材を安全に保管しておくことが非常に困難であるため,人力による機材の長距離搬入・搬出は避けることができない。そこで,運搬の労力を大幅に軽減するために,BX孔に挿入可能な直径30mm,長さ90mmのアルミケースに収納・モールドしたミニロガーを開発した。ミニロガーは,PCのUSBポートから供給される電源によって16チャンネルの出力電圧とロガーの温度をRS422信号に変換し,さらにUSB信号に変換後, 4芯ケーブルを通じて約2秒間隔でPCに信号を送信する。ひずみセルに直接に接続するので,測定ひずみはケーブルの延長に伴うノイズとケーブル抵抗の影響を受けない。本報ではミニロガーの室内試験および現場適用試験について述べる。

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