11:30 〜 11:50
[1K0501-07-07] ガス化溶融飛灰からの金属リサイクル
司会:三木 一(九州大学)
キーワード:ガス化溶融飛灰、リサイクル、選択回収、硫化沈殿
日本では一般廃棄物は焼却または溶融処理されている.溶融処理の残渣である溶融飛灰にはZn,Ag,Cu,Pb等の有価金属が含まれているため,廃棄物として埋立処分するより,資源としてリサイクルする高い必要性がある.現在,Zn,Pb含有量が高い溶融飛灰ほどリサイクルされているが,Si,Ca含有量の高いガス化溶融飛灰からのZn,Pbの抽出・回収が困難であったと報告されている.そこで本研究ではガス化溶融施設の溶融飛灰を用い,酸での抽出および金属の硫化物沈殿法によって選択的に有価金属を回収する方法を検討した.
溶融飛灰中のZn,Ag,Cu,Pbの含有量は約7%程度であり,Ca,Siの含有量は約24%程度である.酸による抽出を行い,抽出液に硫化剤を添加し,pH調節による二段硫化沈殿を行った.その結果,pH0程度の強酸性領域では不純物の含有量が数%と低く,Cu,AgおよびPbは殆ど回収され,選択的回収をすることができた.そして,ろ液のpHを3程度に調節するとZnは殆ど回収できた.また,pH上昇するにつれてSi,Ca,Alなどの不純物の含有量が増加し,金属品位が低下した.
溶融飛灰中のZn,Ag,Cu,Pbの含有量は約7%程度であり,Ca,Siの含有量は約24%程度である.酸による抽出を行い,抽出液に硫化剤を添加し,pH調節による二段硫化沈殿を行った.その結果,pH0程度の強酸性領域では不純物の含有量が数%と低く,Cu,AgおよびPbは殆ど回収され,選択的回収をすることができた.そして,ろ液のpHを3程度に調節するとZnは殆ど回収できた.また,pH上昇するにつれてSi,Ca,Alなどの不純物の含有量が増加し,金属品位が低下した.
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