海底・海底下の資源開発と空間利用のブレークスルー

[3K0107-11-02] 海底資源開発におけるライザー輸送システムの限界とそのブレークスルー

○山崎 哲生¹、中谷 直樹¹、新井 励¹ (1. 大阪府立大学)

司会：山﨑哲生（大阪府立大学）

キーワード：ライザー、マンガン団塊、海底熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、レアアース泥

海洋における石油・天然ガス開発においては、海底から海面までの生産物の輸送に、ライザーパイプが用いられてきた。その技術的、経済的実績を基に、近未来に予想される海底鉱物資源（マンガン団塊、海底熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、レアアース泥）の開発においても、メタンハイドレートの開発においても、同様のライザー輸送システムの適用が想定されている。しかし、石油・天然ガスと、海底鉱物資源やメタンハイドレートとの間には、輸送条件に大きな違いがあり、経済的観点から適用は厳しいと考えられる。本発表においては、ライザー輸送の限界を示すとともに、その技術的ブレークスルー提案を行う。