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[3K0107-11-04] 海域を利用した大規模CO2削減技術CCSの実用化に向けて
司会:山﨑哲生(大阪府立大学)
キーワード:二酸化炭素分離回収と貯留、CO2削減技術、石炭火力発電、規制緩和
CO2濃度増加及び地球温暖化という世界規模の問題に対し、先進国を中心とした多国間でパリ協定が2015年に結ばれ、先進国を中心にCO2等の温室効果ガス排出に対する削減目標が定められた。日本では2030年までに温室効果ガス排出量を2013年度比で26%削減すると言う目標が掲げられている。このCO2排出量削減という課題を解決するにあたり、中期的に非常に大きな効果を見込める技術としてCCS(Carbon Capture and Storage;二酸化炭素の分離・回収と貯留)が挙げられる。CCSは2018年に策定された第5次エネルギー基本計画や第3期海洋基本計画においても、CO2の大幅削減目標を達成するための手法の一つとして期待されている。CO2の貯留場所として、CO2を増進回収に利用できる油ガス田が少ない我が国では、海底下のキャップロックとなる泥岩層の下に位置する深部塩水層に超臨界状態のCO2を閉じこめることが想定されている。本稿では、海域を利用したCCSの現状を解説し、実用化に向けての道筋を示すことを試みる。
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