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[3K0201-06-01] ザンビア共和国ムフリラ鉱山における山はね発生の特徴
司会:濵中 晃弘(九州大学)
キーワード:ザンビア、山はね、ぜい性破壊、変位くい違い法、未採掘部
ザンビア共和国のムフリラ鉱山で行われた深度1390 m~1440 mにおける銅鉱石の採掘に伴い、2016年7月~2018年1月で12件の山はねが記録された。これらの山はねは切羽ではなく、坑道で発生した。現場の岩石は非常に強く、ぜい性的に破壊した。また、変位くい違い法による応力解析では、山はね発生部の応力は初期段階では小さく、採掘に伴い緩やかに増加した。したがって、山はねは、比較的健全な岩盤の、緩やかな応力増加による破壊であると考えられる。山はねの震源の多くは、採掘域中央部に残された片盤長20 ~ 100 m程の未採掘部に集中している。この未採掘部は、坑道周辺での岩壁の破壊が激しいために採掘を断念した部分であるが、そのために、下位レベルでの応力集中を招く悪循環となっている。
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