資源・素材2020(仙台)

講演情報(2020年8月7日付 確定版)

一般講演

開発機械/岩盤工学/資源経済と社会システム/資源開発技術

2020年9月10日(木) 13:00 〜 17:00 第2会場

司会:笹岡孝司(九州大学)、福田大祐(北海道大学)

14:50 〜 15:10

[3K0207-15-05] 石炭地下ガス化におけるガス化反応領域のモニタリングのためのAE計測の適用性に関する基礎的研究

○濵中 晃弘1、真壁 良充1、板倉 賢一2、笹岡 孝司1、島田 英樹1、児玉 淳一3、出口 剛太4 (1. 九州大学、2. 室蘭工業大学、3. 北海道大学、4. 地下資源イノベーションネットワーク)

司会:福田大祐(北海道大学)

キーワード:石炭地下ガス化、破壊音、AEイベント、震源標定

石炭の地下ガス化(UCG:Underground Coal Gasification)とは、地下の石炭層に地表から坑井を穿ち、石炭層を直接燃焼させて水素、メタン、一酸化炭素などの生産ガスを回収する技術である。UCGにおける地下で生じるガス化プロセスは目には見えない事象であり、ガス化領域が過剰に拡大することになればガス漏れ、地盤沈下、地下水汚染など周辺環境に多大な影響を与えることになる。その一方で、ガス化領域が広範囲に拡大するとUCGのガス化反応が広範囲で促進され、生成ガス中の可燃性成分の増大が期待される。すなわち、安全で低環境負荷かつ高効率なUCGシステムの開発には、UCGのガス化領域の可視化が重要な役割を担う。本研究では、UCG中の炭層モニタリング手法として破壊活動監視の手法の一つである破壊音(AE: Acoustic Emission)計測に着目し、石炭加熱実験によりどのような温度状況でAEが発生するのかを把握し、UCG中のガス化反応領域のモニタリングに向けたAE計測の適用性を検討する。

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