資源・素材2020(仙台)

講演情報(2020年8月7日付 確定版)

一般講演

高温素材プロセッシング

2020年9月10日(木) 15:50 〜 18:30 第4会場

司会:松浦宏行(東京大学)、永井 崇(千葉工業大学)

16:10 〜 16:30

[3K0411-17-02] Y/YOCl/YCl3平衡を用いるTiの新脱酸法の開発

○飯塚 昭博1、大内 隆成1、岡部 徹1 (1. 東京大学)

司会:松浦宏行(東京大学)

キーワード:チタン、脱酸、希土類金属、溶融塩、リサイクル

金属チタン (Ti) は高温での酸素との親和性が高いため、製造工程における酸素汚染制御は困難である。そのため、TiスクラップやTi粉末中の不純物酸素を直接除去する技術は工業的な観点から非常に重要である。工業的にTi中の酸素を除去する新技術を開発するにあたって、強力な脱酸能力を有するY, La, Ce, Ho 等の希土類金属 (Rare Earth metals, RE) は新規脱酸技術開発のための脱酸剤の候補である。本研究では、Y/YOCl/YCl3平衡を用いてTi中の酸素を除去する手法を開発した。実験的検証の結果、YCl3溶融塩においてYを脱酸剤として用いるとTi中の酸素濃度が30~60 ppm O程度まで脱酸可能であることが分かった。本研究の手法が確立されることで、効率的なTiのリサイクルや低酸素濃度のTi粉末の製造が実現し、Ti製品の大規模な普及に貢献すると期待できる。

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