資源・素材2020(仙台)

講演情報(2020年8月7日付 確定版)

一般講演

環境

2020年9月10日(木) 09:00 〜 11:50 第5会場

司会:林 健太郎(JOGMEC)、沖部 奈緒子(九州大学)

11:30 〜 11:50

[3K0501-07-07] フッ素含有坑廃水の中和処理プロセスの改良

○中山 翔太1、林 浩志1、西川 浩司1、山縣 三郎1 (1. 三菱マテリアル株式会社)

司会:沖部 奈緒子(九州大学)

キーワード:坑廃水、殿物繰り返し中和法、フッ素

当社グループの管理する休廃止鉱山の1つであるA鉱山では,マンガンとフッ素を含む鉱山廃水が発生している.この廃水は,まず一次処理として,高pH条件の殿物繰り返し中和法にてマンガンを除去し,二次処理として、硫酸バンド添加+pH調整による共沈処理にてフッ素を除去している.それに伴い2種類の殿物が発生しているが再溶出の懸念から一本化することはできない.また,特に二次中和でのフッ素を含む殿物は,嵩高い水酸化アルミニウムを主体とした殿物であり,集積場延命化のために減容化が求められていた.そこで本報告では,一次及び二次で発生する殿物の集約及び減容化するための検討を実施した.その結果,殿物繰返しによる一次処理にばっ気工程と逆中和工程を追加することで,二次処理で発生する殿物の一次処理への返送を可能とし、発生する殿物を一系統に集約,減容化し,マンガンとフッ素を安定して処理できることが判明した.

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