資源・素材2020(仙台)

講演情報(2020年8月7日付 確定版)

一般講演

環境

2020年9月10日(木) 13:00 〜 14:20 第5会場

司会:飯塚 淳(東北大学)

14:00 〜 14:20

[3K0508-11-04] 室内実験と現場実測による水銀フラックス変動要因の解明及び水銀フラックス発生挙動の予測

○近藤 萌波1、中村 謙吾1、土田 恭平1、渡邉 則昭1、駒井 武1 (1. 東北大学)

司会:飯塚 淳(東北大学)

キーワード:フラックス、水銀、土壌

水銀は高い揮発性と移動性を持ち,土壌表層と大気との間を常に移動している.生活環境や森林など我々の身近な環境の土壌中には, 0.15~0.27 mg/kgの水銀が存在しており,地質的に水銀含有量が多い場所もある.土壌から大気へ発生する水銀量(水銀フラックス)を定量することは,水銀管理の観点から,人為的な水銀汚染を把握する上で重要である.
土壌表層における水銀フラックスの変動要因の解明により,土壌―大気間における水銀の移動プロセスを知る必要がある.本研究では,フラックスチャンバー法を用いて,室内で水銀フラックスを測定し,土壌からの水銀フラックス発生を予測することを目的とする.室内実験では,土壌含水率が高い場合,土壌表層温度の増加に伴い水銀フラックスが上昇した.よって,水銀フラックスを予測する際には,含水量と土壌表層温度との関係性が重要となった.実験的に得たこれらの高含水率におけるフラックスの温度依存性を用いたモデルを作成することで,水銀フラックスの予測が可能となる.

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