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[3K0110-14-04] 日本列島における採鉱方法の変遷と使用された道具
司会:久間英樹(松江工業高等専門学校)
キーワード:採鉱方法、道具、辰砂、金、銅
有用な鉱物を採取する場所を鉱山とするならば、後期旧石器時代の日本列島には黒曜石の鉱山があった。縄文時代には黒曜石に、碧玉、ヒスイの鉱山が加わる。弥生・古墳時代には顔料の辰砂やベンガラが採掘された。採鉱の対象は主に地表の鉱石であるが、一部は地中の採鉱も認められる。その道具としては、鹿角や木製の道具が見つかっている。飛鳥・奈良時代以降、各地に金・銀・銅・鉛・鉄の鉱山が開かれたことが、古代の文書や考古学の調査によって明らかである。採鉱には鉄の道具が使用されたと考えられるが、実態は不明である。中世末〜近世になると主な採鉱の方式が坑道掘に変化している。本発表では、採掘方法と使用された道具について、時代ごとの変遷を検討する。これらを概観したうえで、海外の諸地域との差異について検討する。
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