14:35 〜 15:05
[3K0407-12-03] 小坂製錬におけるTSL炉でのリサイクル原料処理について
司会:黒川 晴正(東京大学)
キーワード:製錬、リサイクル
小坂製錬(株)は、秋田県北部に位置し、銅製錬と鉛製錬を併設する世界でも数少ない製錬所である。当社の銅製錬工程は、2008年の事業構造改革において、リサイクル原料(高付加価値原料)にその重点をおき、自溶炉からTSL炉への変更を含めたプロセス転換を図ってきた。鉱石からリサイクル原料に転換したことで、Ni,Sn等のインプット量が急激に増加し、操業上の問題が顕在化してきた。また、プロセス転換に伴い、鉛製錬工程に流入するSb量が大幅に増加し、Au,Agを多く含むSb半製品の滞留増加も問題となっていた。そこで、これらの問題を解決するべく、新たに回収プロセスを導入・開発し、TSL炉でのリサイクル原料処理の向上を図った。
本稿では、小坂製錬でのリサイクル原料処理の概要や原料転換に伴いこれまで行ってきた取り組み内容について報告する。
本稿では、小坂製錬でのリサイクル原料処理の概要や原料転換に伴いこれまで行ってきた取り組み内容について報告する。
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