2:45 PM - 3:05 PM
[1K0401-12-06] [Student presentation: Master’s course] Effects of temperature, content and pH of pore water on soil mercury emission into the atmosphere
司会:沖部奈緒子(九州大学)
Keywords:Soil, Mercury flux, Water content, Temperature, pH
土壌から大気へ放出されている水銀量は,地球全体で循環している水銀量の約3分の1にも達すると言われており,土壌中水銀の大気への放出現象のより良い理解が求められている。土壌中水銀の大気への放出現象を定量的にとらえるための指標として水銀フラックスがあるが,その変動メカニズムは不明である。そこで本研究では,水銀フラックスに及ぼす土壌温度・間隙水の量およびpHの影響を実験的に解明することを目的する。土壌温度および間隙水の量に関する水銀フラックス測定実験を実施した結果,温度上昇にともなう間隙水の蒸発により,水銀フラックスが増加する可能性が示唆された。また,間隙水のpHが異なる条件において水銀フラックス測定実験を実施したところ,間隙水中の水銀の放出されやすさはpHに依存し,一般的な土壌間隙水のpH範囲において水銀は放出されやすい可能性も示唆された。
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