資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

一般講演

【一般講演】 岩盤工学/ 資源開発技術

2022年9月7日(水) 13:00 〜 16:20 第4会場 (A25)

司会:佐分利禎(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、佐藤晃(熊本大学)

14:40 〜 15:00

[2409-17-05] 岩石の動的引張破壊試験におけるひずみおよび応力伝播挙動の評価(その3)

○佐分利 禎1、高橋 良尭、宮崎 晋行、久保田 士郎 (1. 国立研究開発法人 産業技術総合研究所)

司会:佐藤晃(熊本大学)

キーワード:岩石破壊、引張り強さ、衝撃波、デジタル画像相関法

動的荷重下での岩石の引張強さは一定の限界ひずみ速度を境に強いひずみ速度依存性を示し,ひずみ速度に伴って増加する。鉱山で行われる発破作業も高い荷重速度域での岩石破壊であり、典型的な動的挙動となる。このような条件下における岩石の引張強さ特性の評価方法の開発のため,棒状試料への爆発衝撃荷重の印加によって試料端部に発現するスポーリングあるいはスキャビングと呼ばれる破壊現象(ホプキンソン効果)を利用した引張破壊実験を実施してきた。これまでに,50 mmの直径を持つ岩石試料内を伝播する応力波を制御するための衝撃荷重印加方法について検討を行い,動的引張破壊実験を実施して評価精度の改良を図った。本研究では, 衝撃荷重の印加条件を変化させて試験を行い, 材料の動的応答を高速度デジタルカメラで光学的に観察し, 観察映像にデジタル画像相関法(DIC)を適用して解析することで荷重条件に対する材料の動的応答挙動について検討を行った。

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