MMIJ 2023,Matsuyama

Presentation information (2023/08/10 Ver.)

Poster presentation session with a short speeches

(Poster session/Short oral-presentation) Environment

Wed. Sep 13, 2023 1:00 PM - 2:04 PM (Room-3) EL43, 4F, Common Lecture Hall C

Chairperson: Takaaki Wajima (Chiba University)

1:32 PM - 1:36 PM

[2305-19-09] [Student presentation: Doctoral course] Numerical analysis on volatilization flux from unsaturated soil contaminated by volatile chemical substances

○Monami Kondo1, Yasuhide Sakamoto2, Takeshi Komai1, Noriaki Watanabe1 (1. Tohoku University, 2. National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)

Chairperson: Takaaki Wajima (Chiba University)

Keywords:Soil, Contamination, Numerical Analysis, Volatilization flux

揮発性有機化合物や水銀などの揮発性化学物質の人体への有害性が認識されているが,物質の揮発による人体への曝露リスクを適切に考慮する規制は現存しない.今後の汚染対策を検討する上では,土壌-大気境界における揮発性化学物質の移動を定量的に評価することが重要である.これまで著者らは,汚染された土壌から大気へ放出される揮発フラックスの定量予測モデルを開発し,さらにカラム試験を実施してモデルの妥当性を検証し,各パラメータの適切な値を得た.このモデルを使用した仮想的な事例解析により,物質の揮発による人体への曝露リスクを定量的に評価することを目的とした.
土壌粒子径が75μm付近であるシルトの条件では,毛管圧力と重力のバランスが崩壊するタイミングで揮発フラックスが劇的に大きくなり,その後も高レベルでの排出が継続する結果となった.4週間分の計算ではフラックスの累積値もシルトの条件が最も大きい結果となり,フラックスの排出挙動および排出が長期的に継続することから,土壌がシルトで構成された土地での揮発による曝露リスクは大きくなると予想された.本モデルを使用した更なる解析により,揮発による曝露リスク管理を推進できる.

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