11:40 AM - 12:00 PM
[2401-08-08] Improvement of hydrometallurgical separation efficiency based on complex structure control
Chairperson: Sakiko Kawanishi (Kyoto University)
Keywords:scandium, chromium, complex species, hydrometallurgy
今後の需要が見込まれている有価金属の効率的な抽出方法が望まれている。また都市鉱山からの有価金属の回収・再生においても、効率的な分離技術の確立は重要である。湿式法による分離精製技術、主に抽出剤の開発が盛んであるが、吸着質である水相中における各元素の化学状態は不明であることが多い。あるいは、化学状態が報告されていても、実際の吸着挙動との間に矛盾が認められる場合もある。このような矛盾を解消し、分離技術の開発に貢献する基礎的知見を見出し、効率的精製技術の提案を行うことを本研究の目的とする。具体的には、今後の需要が見込まれている有価金属としてSc、都市鉱山からの回収・再生において挙動が不明確なCrの塩化物水溶液、硫酸水溶液中の錯体分布および構造を、X線吸収/紫外可視赤外吸収/ラマン分光と吸着反応解析を用いて明らかにする。本講演では、これまでに開発した解析方法について説明し、期待される成果について紹介する。
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