MMIJ 2023,Matsuyama

Presentation information (2023/08/10 Ver.)

Poster presentation session with a short speeches

(Poster session/Short oral-presentation) New materials / Hydrometallurgy

Wed. Sep 13, 2023 1:00 PM - 1:52 PM (Room-7) EL26, 2F, Common Lecture Hall C

Chairperson: KoujiYasuda(Kyoto University)

1:28 PM - 1:32 PM

[2701-13-08] [Student presentation: Master’s course] Oxidation and degradation behavior of thiourea during Cu electrorefining

○RIKU SATO1, SATOSHI OOUE1, YU-KI TANINOUCHI1, HIROAKI NAKANO1 (1. Kyushu University)

Chairperson: KoujiYasuda(Kyoto University)

Keywords:Copper, electrolysis, Thiourea, oxidation

Cuの電解精製では陰極表面を平滑にするためにチオ尿素(TU)が電解液に添加されている。本研究では,電解液中におけるチオ尿素(TU)の酸化および経時劣化挙動をサイクリックボルタンメトリー(CV),回転リングディスク電極法,交流インピーダンス法にて調査した。CV曲線よりTUはCu電極上では,0.15 V vs SHE以上でホルムアミジンジスルフィド(FDS)に酸化されることが分かった(2TU → FDS + 2H++ 2e-)。一方,通電なしでCu電解液を放置した際のTUの酸化挙動(2TU +2Cu2+ → FDS + 2Cu++ 2H+)を,反応生成物であるCu+イオンの生成量で評価したところ,電解液中へのCu浸漬の有無により異なることが判明した。Cu板を電解液に浸漬した場合のみ,TUの自発的な酸化が生じ,CuがTU酸化の触媒作用を有することが予想された。次に,銅の電解製錬によるTU, FDSの経時劣化挙動を,交流インピーダンス法にて測定したCu電析の分極抵抗値をもとに評価した。TU, FDSが浴中に少量存在すると,Cu電析の分極抵抗が低下した。しかし、電解の継続にともないその効果は減少した。

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