2:30 PM - 5:00 PM
[P046C] [Student presentation: Master’s course] Arsenic recovery from acid mine drainage using bacteria
Keywords:Arsenic, Acid Mine Drainage, Bacteria, Wastewater treatment, Recovery material
酸性鉱山廃水の中和処理により発生する中和殿物は、ヒ素などの有害金属を高濃度に含むため、有効な利用法が限られている。このため、有害廃棄物が継続的に発生することが問題となっている。この問題に対処するため、演者らは、細菌を用いて中和処理の前にヒ素を除去することで、1) 金属イオン量の低減による中和殿物の発生抑制、2) ヒ素濃度低減による中和殿物の有害性の低減、を実現するプロセスを考案した。本講演では、このプロセスに使用可能な、ヒ素回収細菌の獲得とその評価結果について発表する。
中性の土壌から、酸性鉱山廃水を含む培地で生育可能な細菌株を単離した。幌別鉱山廃水 (pH 2, ヒ素濃度6 [mg/L]) を用いた回収試験の結果、この細菌株を用いて、ヒ素を43.6%回収することに成功した。この細菌株は、中性条件で生育可能であり、酸性条件下で生存可能であるため、生産性、再利用性に優れたヒ素回収材としての活用が期待できる。本細菌株を用いた繰り返し処理によるヒ素回収プロセスを構築した結果、3 hの処理を5回繰り返すことで、ヒ素回収率90%を達成した。現在、排出基準値(0.1 [mg/L])以下まで回収可能なプロセスの構築を試みている。
中性の土壌から、酸性鉱山廃水を含む培地で生育可能な細菌株を単離した。幌別鉱山廃水 (pH 2, ヒ素濃度6 [mg/L]) を用いた回収試験の結果、この細菌株を用いて、ヒ素を43.6%回収することに成功した。この細菌株は、中性条件で生育可能であり、酸性条件下で生存可能であるため、生産性、再利用性に優れたヒ素回収材としての活用が期待できる。本細菌株を用いた繰り返し処理によるヒ素回収プロセスを構築した結果、3 hの処理を5回繰り返すことで、ヒ素回収率90%を達成した。現在、排出基準値(0.1 [mg/L])以下まで回収可能なプロセスの構築を試みている。
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