2:30 PM - 2:45 PM
[3101-11-04] Mineral trapping potential of CO2 in the Green Tuff rocks estimated by experimental approach
Chairperson: Hirokazu Okawa (Akita University)
Keywords:CCS, mineral trapping, Green Tuff
グリーンタフ岩石層は、およそ2000万年前~1500万年前に日本海の形成・拡大に伴って海底に噴出した珪長質~苦鉄質の凝灰岩であり、変質して緑色を呈する。日本海沿岸域から北海道にかけて極めて広く分布するだけでなく、一部はガスや油の貯留岩となっていることから国内におけるCO2地中貯留の候補となることが期待される。一方で、グリーンタフ岩石層は幅広い化学組成を有することに加え、変質の程度により鉱物組成も大きく異なる。筆者らは、このようなグリーンタフ質岩石の化学組成・鉱物組成の違いが、CO2の貯留層特性、特にその鉱物固定ポテンシャルにどのような影響を及ぼすかを検討している。本発表では、北海道西部の然別層および富山県西部の岩稲層群よりそれぞれ採取されたグリーンタフ質岩石層に対してCO2-水-岩石反応実験を実施した結果を報告する。これらの結果から、長期的なCO2鉱物固定ポテンシャルを推定するとともに、大規模実施に向けた課題についても議論する。
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