資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(鉱物処理/リサイクル) [9/11(水) PM 第3会場]

2024年9月11日(水) 13:40 〜 15:00 第3会場 (一般教育2号館 1F 103)

司会:高谷 雄太郎(東京大学)

13:44 〜 13:48

[2309-27-02] 高性能イオン交換体を用いたモバイル型レアメタル回収システム開発 (2)複合型陽イオン交換体のスルホン化導入量の最適化

○大岡 飛翔1[修士課程]、柳沢 貴平1、新井 剛1、山田 彰一2、日向 敏夫2 (1. 芝浦工業大学、2. 有限会社ケミカル電子)

司会:高谷 雄太郎(東京大学)

キーワード:イオン交換、陽イオン交換樹脂、レアメタル回収、めっき廃液、回収装置

めっき工程は前作業,前処理,本めっき,後処理,後作業の5工程に大別され,高品質なめっき処理のために各工程で十分な水洗が行われ,大量のめっき排水が生じる.めっき排水は,めっき浴・回収槽・水洗槽からの排水に大別され,これらのめっき排水には,Ni,Cu等の重金属類の他,界面活性剤や有機光沢剤など各種添加物も含まれる1).めっき排水に含まれるNiやCu等の金属資源は,めっきの品質維持や資源の有効利用等の観点から可能な限り回収することが求められている.現在,これらの回収技術として処理量,回収効率,維持管理等の利点を有するイオン交換法が期待されている.筆者らは,めっき排水に含まれるNi(II)及びCu(II)の高効率回収を目指した高度イオン交換技術の開発を進めている.本研究では,本技術に用いる無機-有機複合型陽イオン交換体 (SiSCR) の構造最適化を目的にスルホン化導入量が吸着挙動に及ぼす影響について検討した.

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