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[D-04] クロマルハナバチ雄成虫粉末を用いたコオロギ飼育
(株)アグリ総研では、年間数万箱のクロマルハナバチを、トマトやイチゴなどの送粉昆虫として利用するために国内生産している。その生産過程で、交尾に使われない雄バチが過剰に発生するため、これらを取り除き、廃棄している。しかし、この雄バチには豊富なタンパク質が含まれていることが分かっており、魚粉などの飼料の代替として利用できる可能性が示唆されている。そこで今回、粉末化したクロマルハナバチ雄成虫を、次世代のタンパク質として知られている雑食性のフタホシコオロギに供試し、飼育することが可能か否か明らかにした。