[PG01-50] アメリカミズアブ幼虫の再利用方法の検討
アメリカミズアブ(Hermetia illucens 以下、ミズアブ)は広食性で、生ゴミや家畜糞なども摂食できる腐食性昆虫である。幼虫は栄養価に優れ、畜産/水産飼料などへの活用が期待されている。しかし、先進国ではミズアブを活用する際に人件費や輸送費などコストが大きく、生産拡大の妨げになっている。これをエコリサイクル事業に転換するためには、ミズアブ生産コストの30%以上を占めるミズアブ卵生産の大幅な合理化、家畜飼料などに用途の限られている生産物の高付加価値化など革新的技術開発が求められる。
本研究では、ミズアブの加工産物の一部をミズアブの餌として再利用し、卵生産のコストを低下させる目的で、幼虫の餌にミズアブ粉またはミズアブオイルを添加し、幼虫の成長度(体重増加や蛹化の日齢)について調査を行った。その結果、対象区と比較して、ミズアブ粉またはオイルを添加すると幼虫の成長が促進されることがわかった。現在は、さらに成長した成虫の生殖能について調査を行っている。
本研究では、ミズアブの加工産物の一部をミズアブの餌として再利用し、卵生産のコストを低下させる目的で、幼虫の餌にミズアブ粉またはミズアブオイルを添加し、幼虫の成長度(体重増加や蛹化の日齢)について調査を行った。その結果、対象区と比較して、ミズアブ粉またはオイルを添加すると幼虫の成長が促進されることがわかった。現在は、さらに成長した成虫の生殖能について調査を行っている。