The 84th Annual Meeting of the Entomological Society of Japan・The 68th AEZ annual meeting

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Workshops

[W08] ゲノム編集昆虫の利用を目指して

Sat. Mar 30, 2024 6:30 PM - 8:00 PM Site A (Tachibana)

世話人:神村学

6:30 PM - 6:45 PM

[W08-01] はじめに

◯Manabu Kamimura1 (1. NARO)

ゲノム編集技術によって作出された生物としては、すでに高GABA含有トマト、筋肉量を増やしたマダイと成長速度の速いトラフグが実用化され食品として利用されている。では、一般に食用として供されることのない昆虫においては、ゲノム編集技術はどのような利用の仕方があるだろうか?本小集会では、養蜂業と、放射線照射により不妊した虫を放飼して重要害虫を防除する不妊虫放飼事業の現場の声を聞きながら、ゲノム編集技術が有用昆虫の利用や害虫防除にどのように貢献できるかを考えてみたい。さらに、ゲノム編集生物の作出、利用に関する法規と行政手続きについても紹介いただき、社会に受容されながらゲノム編集昆虫を利用していく道筋についても議論したい。