The 140th Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Kyoto)

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Oral Presentation

(E) Biopharmaceutics

[26M-am] 医薬品情報・薬物治療

Thu. Mar 26, 2020 9:00 AM - 11:36 AM [Room M] Room C-2 (1F)

Chair: Michiya Kobayashi, Fumiko Otsu

10:00 AM - 10:12 AM

[26M-am06] Analysis of factors influencing the collection and provision of information between registered sellers and consumers in over-the-counter medicine sales

○Hayato Kizaki1, Misato Mochizuki2, Satoko Hori1, Hiroki Satoh3, Yutaka Yoshida4, Kaori Ishikawa4, Miya Oishi4, Yasufumi Sawada3 (1. Keio Univ., Fac. Pharm., 2. Fac. Pharm. Sci., Univ. Tokyo, 3. Grad. Sch. Pharm. Sci, Univ. Tokyo, 4. AIN PHARMACIEZ. Inc.)

【目的】一般用医薬品(OTC薬)販売において,登録販売者が消費者の状態を的確に収集し,適切なOTC薬を選択し,情報提供を行うことは重要である.そこで,本研究では登録販売者の情報収集・提供の行動に影響を与える因子を明らかにすることを目的とした.
【方法】ドラッグストア(全56店舗)に勤務する登録販売者385名を対象に質問紙調査を実施し,OTC薬販売時の情報収集・提供に関わる行動や悩み,薬剤師との連携について,選択式・自由記述式設問で尋ねた.情報収集・提供に関わる行動のうち,適正使用の上で重要性が高い5項目(「副作用」「使用上の注意」に関する情報提供,「既往歴」「妊娠の有無(お客が該当年代と思われた場合)」「併用薬の有無」に関する情報収集)について,すべて「いつもする」「時々する」と回答した人を確認群,それ以外を未確認群として,2群間での悩みの保有割合,薬剤師への相談頻度を比較した.
【結果・考察】有効回答は207名(54%)であった.未確認群において,「OTC薬に関して質問されても答えられない」「医療用医薬品との飲み合わせについて質問されても答えられない」「健康食品との飲み合わせについて質問されても答えられない」「自分の説明に自信が持てない」について悩みを持つ割合が各々36%/74%/51%/37%であり,確認群に比べて有意に高かった.また,医薬品について疑問や不安が生じたとき薬剤師に「相談する」と答えたのは,確認群と未確認群で各々54%/58%であり,有意な差は見られなかった.本研究によって,登録販売者が抱える悩みや不安が情報収集・提供を妨げている可能性が考えられた.知識不足に起因する悩みや不安が重要項目の確認を妨げている可能性が考えられるため,登録販売者の知識向上に向けた研修体制の整備により情報収集・提供能力の向上に努めることが重要であると考えられる.