The 140th Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Kyoto)

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Oral Presentation

(E) Biopharmaceutics

[28Y-am] 調剤薬局・在宅医療・地域医療

Sat. Mar 28, 2020 9:00 AM - 11:24 AM [Room Y] Room 509 (5F)

Chair: Mitsuru Sugawara, Naoko Ideguchi

11:12 AM - 11:24 AM

[28Y-am12] Investigation for effectiveness of pharmacist intervention on a patient adherence to decoction

○Kana Okita1, Mio Izumi1, Shingo Fujii1, Kazuki Amada1, Risako Morita1, Keita Yamashita1, Takehiro Sasyo1, Shiori Nishimura1 (1. Kirindo pharmacy)

【目的】

近年、薬剤師業務は対物から対人へとシフトが図られ、患者からの情報収集や薬物治療への介入が重要になった。当局では2019年4月から漢方の刻み処方を応需することになった。そこで薬局薬剤師が煎じ薬の治療に介入することで患者のアドヒアランスにどのように貢献できるかを検証した。さらに医師との連携や患者との電話応対で服薬維持できた症例について報告する。

【方法】

(1)2019年4月1日から9月30日までに当局で煎じ薬を開始する患者のうち、本研究の趣旨に同意した方を対象にアンケート調査による前向き研究を実施した。アドヒアランス良好群(しっかり飲めているに回答)と不良群(何度か忘れたことがある、あるいはよく忘れるに回答)に分類し、MicrosoftExcel2019を使用しχ二乗検定で分析を行った。(2)調査期間内の薬歴の解析により、煎じ薬の服薬に関して患者にどのような質問や訴えがあるかを分析した。

【結果】

(1)対象となる患者は42名であり、内訳は男性14名、女性28名、平均年齢52.3歳であった。42名のうち、アドヒアランス良好群は34名(81.0%)、不良群は8名(19.0%)だった。アドヒアランス良好群では症状改善の傾向があることが判明した。(p<0.05)(2)煎じ方や服用方法に関する質問(50.9%)が最も多く、次いで副作用に関する訴え(23.6%)が多いことが判明した。その他、効果への不安や各生薬の効能等の質問が見受けられた。

【考察】
アドヒアランス良好群では症状改善の傾向があることから、まずは患者にしっかり服薬してもらうよう支援する必要がある。患者が意欲的に治療に取り組むためには、薬剤師が煎じ方や服用方法を適切に指導し、アドヒアランス不良の原因に繋がる副作用等を聴取することが重要だと考えられる。また薬剤師が得た情報を医師にフィードバックすることでより良い薬物治療の実現を図ることができると考えられる。