14:55 〜 15:23
○清水(小林) 拓也1 (1. 関西医大)
領域融合セッション
2023年3月26日(日) 14:55 〜 16:47 [F1会場] フロンティア応用科学研究棟 レクチャーホール (2F)
オーガナイザー:南 雅文(北大院薬)、青木 淳賢(東大院薬)、斉藤 毅(筑波大学IIIS)、中川 貴之(京大病院薬)、杉本 幸彦(熊本大院薬)、津田 誠(九大院薬)
座長:杉本 幸彦(熊本大院薬)、中川 貴之(京大病院薬)
ヒトを含む多くの生物種は、五感を利用して外環境からの物理・化学的に多様な情報を認識することで、個体の生存や種の保存に役立てている。組織損傷等を引き起こすような有害な刺激に対しては侵害受容システムとそれに関連した痛覚や痒覚が生体防御において重要な役割を担う。皮膚など末梢組織における侵害受容の分子メカニズムは、2021年ノーベル生理学医学賞の受賞に至ったTRPV1チャネルの発見を端緒として、数多くの受容体やイオンチャネル、酵素などが特定され、その理解が格段に進展している。また近年では、痒み信号を選択的に伝達する神経サブセットが発見され、痒みの神経伝達機構の理解も進んでいる。痛みや痒みは生体防御に必要な感覚であるが、がんや糖尿病、アトピー性皮膚炎などの疾患では、それらは病的に長期化してしまい、さらに、それらに著効する医薬品もないため、非常に多くの患者が日々耐え難い痛みや痒みに苦しんでいる。慢性疼痛や慢性掻痒は、急性の痛み・痒みシグナルの単なる持続というものではなく、神経系で生じる長期的な活動およびネットワーク異常に起因することが最近次々と明らかになっている。本シンポジウムでは、痛みと痒み、そしてそれらの慢性化における新しいメカニズムを世界に先駆けて明らかにしてきた研究者に最新知見をご紹介いただき、それを基にした新しい創薬コンセプトや今後の課題・展望について議論する。
14:55 〜 15:23
○清水(小林) 拓也1 (1. 関西医大)
15:23 〜 15:51
○藤田 郁尚1,2,3 (1. 阪大院薬、2. マンダム、3. 生命創成探究センター)
15:51 〜 16:19
○松本 健次郎1、加藤 伸一1 (1. 京都薬大)
16:19 〜 16:47
○中川 貴之1 (1. 京大病院薬)
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