日本薬学会第143年会(札幌)

セッション情報

一般シンポジウム

[S06] 放射線と薬の力で医療はどう変わるのか

2023年3月26日(日) 10:10 〜 12:10 [M2会場] 医学部学友会館「フラテ」 大研修室 (1F)

オーガナイザー:小川 数馬(金沢大)、木村 寛之(京都薬大)

放射性核種を用いた核医学診断・治療において、放射性医薬品は必要不可欠である。2021年にペプチド受容体放射性核種療法用薬剤(177Lu-DOTATATE: ルタテラ)が本邦でも承認されるなど、近年、核医学治療の注目度は高く、治療用放射性医薬品の開発が新展開を迎えている。また、薬剤の母体化合物として、低分子からペプチド、抗体、ナノ粒子などを用いた多様性に満ちた薬剤開発が進められている。一方、2020年に承認されたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は、中性子線照射により、がんに集積したホウ素(10B)薬剤に生体内で核反応を起こさせ、生じたLi原子核とα粒子を用いたがん治療法であり、10Bを導入した薬剤が必須である。両方の治療法に共通しているのが、「放射線と薬」であり、特に薬に関して、薬学に大きな期待が寄せられている。本シンポジウムでは、それぞれの分野で最先端の研究を行っている研究者をシンポジストとして迎え、本分野の現状と将来性について議論したい。

オーガナイザー挨拶・趣旨説明:木村 寛之(京都薬大) (10:10 〜 10:15)

総括:小川 数馬1,21金沢大新学術,2金沢大院薬) (12:05 〜 12:10)

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