日本薬学会第143年会(札幌)

セッション情報

一般シンポジウム

[S26] 感染症を克服するための多角的アプローチ

2023年3月26日(日) 16:00 〜 18:00 [M2会場] 医学部学友会館「フラテ」 大研修室 (1F)

オーガナイザー:松本 靖彦(明治薬大)、鴨志田 剛(京都薬大)

近年、新型コロナウイルス感染症に限らず、細菌や真菌によって引き起こされる新興・再興感染症が世界中で問題となっている。これら感染症は、薬剤耐性問題などと相まって、ヒトが獲得してきた免疫や治療・予防薬では制御できず、人類の健康のみならず、経済・政治など人間活動のあらゆる面に重大な悪影響を及ぼしている。新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、一般の人々の感染症や感染対策に対する意識が大きく変化している。このような状況下、感染症克服に向けた基礎研究・基盤技術を応用した感染対策および診断薬、治療薬開発は推進すべき研究課題である。本シンポジウムでは“感染症を克服するための多角的アプローチ”と題し、様々な薬学領域で活躍する若手研究者に、植物感染実験、実験室進化、ゲノム解析、ケミカルバイオロジー、生化学、高効率遺伝子組換え法の開発といった多岐にわたるアプローチでの細菌・真菌感染症研究についてご講演いただく。活発な議論により専門領域を超えた新たな発想による新規感染症制御戦略の開発に繋がることを期待する。

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