日本薬学会第143年会(札幌)

セッション情報

一般シンポジウム

[S27] アクティブターゲティング型DDS研究の新展開 ~基礎研究から実用化まで~

2023年3月26日(日) 16:00 〜 18:00 [PS1会場] 薬学部 臨床薬学講義室 (1F)

オーガナイザー:河野 裕允(神戸薬大)、辻畑 茂朝(富士フイルム)

近年の抗体-薬物複合体 (ADC) の相次ぐ承認に伴い、薬物やそのキャリアに標的指向素子を結合させることで疾患部位へ薬物を効率的に送達するアクティブターゲティング型drug delivery system (DDS) への関心が高まっている。アクティブターゲティング型DDSは、ADCのように「抗体」×「低分子化合物」の組み合わせが広く研究されているが、標的指向素子には抗体のみならず糖やアミノ酸、ペプチドなど様々な物質が利用されている。また、結合させる薬物も低分子化合物から核酸医薬、細胞医薬など多岐にわたり、これらの組み合わせにより実に多種多様なアクティブターゲティング型DDSが開発されている。一方で、これらの技術が実用化に至った例はまだまだ少ない。そこで本シンポジウムではまず、企業研究者からアクティブターゲティング型DDS技術の実用化の事例についてご紹介いただき、現状と乗り越えるべき課題について整理したい。その後、3名のアカデミア研究者から新たなコンセプトによるアクティブターゲティング型DDS技術の開発について、最先端の知見をご紹介いただく。最後に、こういったアカデミア発の技術の実用化に向けたアプローチについて企業研究者よりご紹介いただき、将来展望について来場者の皆様とともに議論したい。

オーガナイザー挨拶・趣旨説明:河野 裕允(神戸薬大) (16:00 〜 16:05)

17:33 〜 17:55

○原田 直純1、溝口 菜美1、松元 彩香1、田代 純輝1、長谷田 泰成1、井上 義1、曽我 孝利1、村岡 大輔2、山道 茜3、岡田 秀穂3、澤田 晋一4、秋吉 一成4 (1. ユナイテッド・イミュニティ、2. 愛知県がんセ、3. カリフォルニア大サンフランシスコ校、4. 京大院工)

総括:辻畑 茂朝(富士フイルム) (17:55 〜 18:00)

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