日本地震学会2024年度秋季大会

講演情報

C会場

一般セッション » S14. 地震予知・予測

[S14] PM-2

2024年10月23日(水) 15:15 〜 16:45 C会場 (3階中会議室302)

座長:鴨川 仁(静岡県立大学)、西田 究(東京大学地震研究所)

16:15 〜 16:30

[S14-09] ナマズは地震を予知していた

*直井 裕1 (1. 所属なし)

ナマズは地震を予知していた
              直井 裕 
 
1 はじめに
2022年8月にテレビを観ていたら、「 ナマズは地震を予知しない 」と放送していた。根拠として 表 1 をあげ、ナマズが動いたのは150回でそのうち、地震が発生し予知したととれるのが10回だったからだ。これでは少な過ぎるのではないかと指摘していた。しかしこの表はχ2テストの一部なので、χ2テストを行えば何かが分かるのではないかと思い実施してみた。

2 調査方法  
表1のデータは神奈川県淡水魚増殖試験場が1979年から1985年までの6年間(2191日)ナマズの動きと地震の発生状況を観察したものです。 表1をχ2テストができるように修復し表2を作成した。 ナマズが動いたのは150回で、そのうち地震が発生したのは10回で、地震が発生しなかったのは140回であった。一方ナマズが動いていないのは2041回で、そのうち地震が発生したのは14回で、地震が発生しなかったのは2027回であった。χ2テストを実施したところ、精密法では χ2=46.133 となり、近似法では Χ2=46.133 となった。自由度=(2-1)(2-1)=1なので、χ2(5%)=3.84 である。Χ2テストの結果がより大きいので帰無仮説は棄却され、ナマズが動いた結果と、ナマズが動いていない結果には有意差があるとなった。よってナマズは地震を予知していたと言える。表3から表8は近似法を表し、図1は精密法を表している。

3  まとめ
Χ2テストの結果は高度に有意差があったことから、ナマズは地震を予知していたと言える。しかし、この結果は表1の結果のみに言えることです。再現性については、実験が1回だけなので地震予知については、はっきと言うことは困難です。このような実験を多数行えば、ナマズと地震の関係もはっきりし、地震予知に利用できるのではないかと考えています。神奈川県淡水魚増殖試験場の実験は大成功であった。